February 2015
着いてびっくり! なんて静かなんだろう。聞こえるのは家畜の鳴き声のみ。
でもこんな田舎の雰囲気も好きかもって思いました。
ここでは合計12人の世界中からの仲間に会いました。ここはやはり旧修道院で村から離れていました。村といっても、バール(コーヒーやお酒がのめるところ)が1件のみ!!
この村は過疎化が進み、活性化させるためにボランティアの受け入れをしているようです。
ちょっと驚いたのは村人のあまりの保守的さ。あまり目をみてくれないし、「チャオ!!」とあいさつしても無愛想。きっとアジア人に会ったことないんだろうな~って思いました。
ここがわたしの宿泊しているところ。お庭のテーブルで朝ごはん、お昼ご飯を食べていました。
村からの景色。山のうえに木がなくて山肌が見えるのがわかりますか?
これは山火事で、何日間かずっと燃え続けていたようです。
家や教会もその下に見えるのでとても怖かっただろうな、と鳥肌が立ちました。
休憩中。昼間はとっても気持ちがいいのですが朝、晩が冬のように寒く、しかもシャワーのお湯の出が悪く水シャワーに数回あたり、もうわたしはここを逃げ出してはやく友人宅に行きたい!とミラノホームシックになったものです。水シャワーのあとは唇が真っ青、ガクガクしながら暖炉の前で温かいコーヒーを飲みながらみんなでおしゃべりを楽しみました。
あと、ハチがすごいのなんの!はちみつもつくっているからいろんなところにブンブンしていました。
すごく怖くて、でも誰も刺されないから安心して!とか言うけど、わたし刺されました!!耳!
夜、頭痛いな~って思ったらみんながわたしの耳がダンボになってるっていって見たら倍以上に腫れているではないか・・。ここの人たちは、なるべく自然に近い生活をしているため、虫刺されを気にせずわたしの耳をあまりきちっと見てくれず。
もういい加減嫌になっていたところ、この旧修道院にわたしあてに電話がきました!
この田舎のこの状況に電話が来るという信じられない嬉しさ。イタリアの友人マテオからでした。
持つべきものは友達。心の支えです。あらゆるびっくりな出来事をマテオに話し、わたしの腫れている耳も、このキャンプが終わったらマテオのママが看てくれるっていうから、その親身な言葉だけで耳が治った感じがしました。
2月25日(水)から3月3日(火)の一週間、Clocheが大丸神戸店でイベントを開催いたします。
期間中、32400円以上お買い上げのお客さま、先着20名さまに素敵なプレゼントをご用意させていただいております。
人気のピンキーリング、カラフルな天然石リング、可憐なペンダントなどご用意しております。
なお、わたしは神戸にはいきませんが、大阪のスタッフがおります。
お近くをお立ち寄りの際は、ぜひ大丸神戸店Clocheイベントへ遊びにいらしてください。
いつもありがとうございます。
イタリアつながりで、わたしが2008年に2回目のワークキャンプに行った時のことをご紹介します。
通過点であったラクイラとは、ほとんどなじみのない街で、わたしのイタリアの友人に言っても聞いたことがないといっていました。ローマから北東100キロ弱、高速バスで向かいます。
しかし、次の年2009年4月、ラクイラ地震で大きな被害を受け、世界に名前が知られました。
当時主要国首脳会議がイタリアの違う土地で開催予定でしたが急きょ予定を変更しラクイラになり、オバマ大統領も視察に来ました。
わたしが見た美しい歴史的建造物の旧市街も、破壊されてしまいました。
わたしは今思い出してもどうやってたどり着いたか覚えてないほど心細かった思い出があります。
ローマの郊外の高速バス乗り場からラクイラ行きを見つけ、乗りました。ほんとうどのくらい乗るのか書いてなくてずっとそわそわしながら1時間半ほどでつきました。 そのあと、もっと怖いのが、どこ行きかわからない地元の小さいバスに乗った記憶があります。目的地までは午前、午後に1本しかない貴重なバス。手持ちの説明書には「だいたい1時間で、旧修道院前で下車」と英語で書いてあるのみ。半べそをかきながらやっとバスを見つけました。山の奥深く、ところどころに古い街が見えます。
さて、わたしが降りるのはどの街? 1時間たっても着く気配がなく、なんどもしつこく運転手さんに聞いていました。もう信じるしかない。。心の中で、もしたどり着かなかったら木に隠れて寝袋で寝よう、なんて考えていました。今からは想像できないほどの勇気!
結局、2時間弱のっていた感覚があります。季節は4月、朝晩は霜がおりるほどですが、日中はとても暖かく気持ちがよかったのを覚えています。
着いたところは丘の上にポツンとたたずむ歴史のありそうな建物。
みなさん見えますか? 丘というか山の上ただひとつの建物・・ここがわたしの目的地! 笑
そりゃあ、はるばる東京からやってきたわたしがバスを降りる場所がわからないのも当たり前です。
言葉も、土地勘も、バスの感覚もまったくない、街灯もない、人がどのくらい住んでいるのかわからないところにやってきました。ここで2週間ボランティアをしたらかねてからの友人Matteo宅に、そのあとはパリのNadiaに会う予定。だから楽しむぞ!と気合を入れました・・・
イタリアの仲良しから大きなボックスが届きました!
無事に届いてくれた喜びと、玉手箱をあけるようなわくわく感。そしてなにより、みんなの顔や声が鮮明によみがえる。言葉にならないほどのなつかしい気持ちになりました。
実はわたし、去年行ったときにイタリアのママに借りたフリースのポケットに祖母にもらったお守りを入れっぱなしで返してしまいました。そのお守りがイタリアからわたしの手元に戻りました。
まさか、お守りが一人旅をするなんて祖母は思ってもみなかっただろうなあ。
お守りのほかに、チョコレートやらビスケットやらいろいろなものが入っていました。
ここに行ったときにこの赤い服のポケットに忘れたのでした・・ ↓ ↓
Matteoと彼の家族との出会いは2004年のイタリアでのワークキャンプでした。ここで、たまにわたしのダイアリーに出てくるパリのNadiaも一緒でした。
なかなか会えないし、どんどん月日が経つけれど、いつも心の中にいます。彼らとは特別な縁を感じ、もしかして前世は家族だったのでは?と思うほどです。
わたしよりも時間に正確で、とってもきっちりしていてどちらが日本人?と思うほどのわたしの大好きなイタリアの家族。会いたいなあ。