April 2010
先日とってもかわいいトルマリンに出会いました。見た瞬間、本当に惹かれてドキドキしました!15ピースくらい手に入れて、持ち帰ってすぐにデザインを考えつくりを始めました。カボションで小さいものと、すごく大きいもの2種類があります。全てが一点もので色味も微妙に異なって、なによりも絵本の中のキャンディーみたいなのです。私はカボションの天然石はあまり使わないのですが、そのトルマリンたちは全部自分のものにしたいくらい魅力的でした。インクルージョンがたくさん入っていたり、色が鮮やかだったり、大きさがすごかったり。せっかく魅力的な新しいタイプの石に出会ったので、つくりにこだわりました。リングうで部分にひとつひとつ職人の彫りを入れて輝きと高級感を出しました。そして石を留める際のツメにこだわりました。石を浮かせて、他では見たことのない留めにする予定です。ぱっと見てすぐ職人の技術の素晴らしさに目を奪われます。出来上がりはもうすぐ☆GW前にはお店に並べる予定です☆
新緑のモン・サン・ミシェル(Mont Saint-Michel)。
遠くから見える姿はとっても不思議です。テレビとかではよくサン・マロ湾が満ちている姿が出ていたのでなんかイメージよりもさわやかな印象でした。私はモン・サン・ミシェルの中にホテルの予約をしていました。
ホテルのレセプションのあった建物です。実はここについてルームキーをもらおうとしたら何かの手違いがあったのか予約が取れてませんでした・・。疲れていたし、すごく混んでいたのでちょっと泣きそうになったのを思い出しました(笑)。おおきなリュックをしょって一人で待っていた私に、日本人の団体で来ていたご夫妻たちが、「あらま~、ひとりで来たの?お母さんは?お父さんは?お部屋大丈夫?」と何回も声をかけてくださいました。スニーカーに、ミニスカートとポロシャツを着て日に焼けて真っ黒だった私はたぶん相当若く見えたのだと思いました(笑)わたしってば、社会で働いている大人なのにせめてジーンズにすればよかった・・と家に帰ってきたときに思いました。きっとあの姿を両親が見たら、ぷぷぷと笑うだろうな。それか、どこの家の子か分からないだろうな・・とか思って笑っちゃいました。結局、2時間くらい待たされて部屋を借りることができました。小さな路地がすごくかわいくて、小さなお土産屋さんがたくさんありました。たくさんの小道があって迷路のようでした。
岩山に大天使ミカエル。岩から草花がたくさん生えていて、実際目で見ると本当に美しいんです。こんな岩にここまで素晴らしい修道院が作られて、常に不思議な気分でした。夜の写真はないのですが、ライトアップされて宝石のように美しかったです。
昼間は引き潮ですごく新緑がきらきらしていたのだけれど、夕方からどんどん潮が満ちてきました。昼間、この砂の中を歩いていたのが嘘のようです。この写真の場所はモン・サン・ミシェルの裏の麓?なのですが、そこはあまり人がいなくて、子供のころの秘密基地のような場所でした。後ろにはモン・サン・ミシェルの岩山と自然、目の前には一面の砂。お花が咲き誇っている中に岩がいっぱいあってそこに座って地図とか眺めていました。ここからの話、誰にいっても全然信じてもらえないのですが本当の話、ちょっとすごいことになったのです・・・。岩に座って地図を見ていたら、どうやら寝ちゃったみたいで。最初はすごい気持ちよくて、でも寝てたら暑くて寝ぐるしくなってきてだんだん周囲がざわざわうるさくなってきて目が覚めました。そうしたらもう外がちょっと夕方で、私がそこに来た時には人がほとんどいなかったのに、かなりの人と、ゴーゴー音が聞こえてて、なんとすぐそこまで潮が渦巻きながら満ちてきていたんです!!すごい勢いで、本当に遠くのほうからどんどんやってくるんです。たぶん、その時間があって、それに合わせてみんな見に来ていたんです。神秘的と驚きで状況の理解に頭がフル回転しました。いまだに謎なのはそこに何時から何時までいたのかよくわからないんです。知ってる人に見られてなくて良かったなあとちょっと思ったのですが危ないから気をつけようと思いました。
これがよく見る姿。1泊だけしてパリに帰りました。もし機会があったら足を運んでみてください。私は昼間の緑が綺麗なモン・サン・ミシェルが夕暮れ時よりも好きでした。